ひとの気持に寄り添う・・ということ。
「人の気持ちに寄り添う」
よく聞く言葉だ。
でもこれは言うは易し行うは難し・・だ。
なぜなら、なぜその人がその行動・・たとえば明らかにルール違反だったり、表面的には一方的に悪いと言われる行動をとったのかを、深く深く掘り下げて理解してはじめてできることだから。
そこまで理解すると相手へかける言葉もおのずと「寄り添う」ものに変化する。
とった行動を「許す」とか「正当化」することでなく、なぜその行動をとらざるを得なかったのかを、誰かに深く理解してもらえてはじめて「自分」と向き合えるのかもしれない。
どんなことも最終的には「自分と向き合う」ことによってしか答えはでない。
だから「人の気持ちに寄り添う」本当の意味は、その人が素直に自分と向き合えるように、いつまでも誰かのせいや環境のせいや、原因を外に求めないで内観できるように助けるということだと思う。
そしてこれにも成長段階があって、まだまだ外に目が向いている人は自分と向き合う
準備ができていないのでそっと見守るという寄り添い方もある。
いずれも自分も経てきた道なのだ。
どんな場合も温かく包み込むように見守り、また励ましたい。
そのときは気がついていなかったけれど、自分もそのようにされてきたのだから。