自分を大切にするということ
「自分を大切に」・・・ということは、自分に甘く、なんでも欲求をかなえる・・・ことではない。
自分から聞こえる、さりげないけれどしっかり発している「声」・・を丁寧に聞くことだ。
忙しさに紛れたり、家族の要求を聞いていたり、目の前の雑事に追われたりしていると、簡単にスルーされる小さな声を、ちゃんと聴くことだ。
そのためには、一人になり静かな時間を過ごすのがいい。
そして、小さい子供の話を聞くように、自分の中から出てくる思いを、
「ふうん、そうなんだ。」
「うん、うん、そうだね。」
と、そのまま聞き続けてあげることだ。
そのうち、きっと、根っこにある本当に言いたいことにたどり着く・・。
怒りも、悲しみも、不安も、全部ゼーンブ、そのまま聞いてあげること・・・が、自分を大切にする・・・・・ということ。
アドバイスも不要。
ジャッジも不要。
常識も無視。
全肯定のみ。
だって、そう感じたのは事実なのだから。
事実を否定するからややこしくなるのだ。
いったん自分の思いを全部明るみに出す。
それがどんなに醜い思いであったとしても、その醜い思いを持った自分を受け入れる。
「醜い」思いをもった自分が、自分そのもではない。
素晴らしい自分が、「醜い」思いを「経験」したかっただけ。
ネガティブな感情は、決して悪者なんかじゃない。
ただの感情・・・なのだ。
感情に良いも悪いもない。
感じていい感情と、感じて悪い感情なんてない。
どれも、素晴らしい自分が「経験」する感情なのだ。
みんなきっと本当の自分に気づくと、びっくりする。
愛にあふれていて、光り輝いている。
今、あらわれているほんの少しの自分は、全体の一部なのだから。
だから、本当は、「できない」ことなんてないんだけどね。(笑)
でも、一部を自分だと思っている限りは、いつも限界がある。
今の時代、「気づく」ひとが増えているような気がする。
二極化も進んでいるのだろう。
多くの人が自分のすぐそばにある光に、自分の光に気づきますように。