宝物は自分の中にあると気づくとき
「バレエ」の美しさに惹かれて、バレリーナの人たちの日常はどんな感じなのかよくドキュメンタリーを見ていた。
素晴らしいダンサーはどの人も、地道な練習を本当に小さなころからプロになった後も、もちろんほとんど毎日していた。
プロになった後も先生につき、客観的に見てもらい、指先の微妙な角度や頭の位置などを修正して踊る演目を深く理解し、表現を磨く。
本当に頭の下がる努力の積み重ねで、あの素晴らしく美しい舞台が出来上がっている。
でもこれはバレエだけに限らず、「芸事」「スポーツ」「芸術」「学問」・・ひいては精神的なことすべてに繋がる。
要は日々の小さな積み重ねが、いつしか大きな果実となっている・・ということ。
その小さな積み重ねをいとわず、丁寧にするには、大きな「情熱」が必要だろう。
ひとは「情熱」を感じるものには我慢強く努力を惜しまない。
だから努力や厳しい練習もそう苦しくは感じない。
「情熱」というとなんだか暑苦しいイメージが世間ではあるが、ようは自分の好きなもの、惹かれるものを探求していく「エネルギー」のことだ。
自分の好きなものを人に何と言われようが、マイナーであろうがなんだろうが探求すればいい。
どのジャンルでもどんどん突き進むと、面白いことにすべてに通じる「共通点」のようなポイントに行きつく。
自分が本当に情熱をもってやり続けたことならば、いつしか自分の中に驚くような宝物を発見することができるだろう。