人間が自然にしてきたこと・・。
今回の台風21号はものすごい威力だった。
その台風の轟音を聞きながら、繰り返し祈り謝っていた。
「私たち人間の愚かさ、無知をお許しください・・。どうか怒りを鎮めてください・・。」
と。
自然災害が起こると、私たちは大騒ぎする。
けれど、普段自然は無償で有り余るほどの豊かな物を、私たち人間に与えてくれている。
なのに自分たちの欲望や便利を満たすために、どれだけの自然を破壊してきただろう。
山を切り開き、森の木を伐採し、海を汚し、生き物を乱獲する。
大昔は人間はもっと自然に敬意を払い、自然から何かを得るときはお願いしまたお礼を言い、共に生きる・・と言うことを生活の中であたりまえにしていた。
ちゃんとバランスが取れていたのだ。
「与える」「受け取る」の。
今は、「受け取る」・・ではなく、すでに「奪う」のレベルだ。
何事もバランスが崩れるとアンバランスになり、当然バランスを取ろうとする。
それが昨今の自然災害に繋がっているように思えて仕方がない。
私たち人間が自然に対してしてきたことの「結果」なのだ。
決して「罰」ではなく。
「足るを知る」
・・「必要」でなく、自分たちの果てしない欲望を満たすためだけにかなりの自然を破壊していることに気づくことだ。
私たちは「便利」に慣れ過ぎてしまったのかもしれない。
今一度「自然」に感謝することを思い出そう。
今回はたくさんの「モノ」の被害は出たけれど、たくさんの「人命」は奪わずにいてくださったような気がする。
そして、たくさんの木々たちが代わりに倒れて折れてくれた。
「自然」は征服するものでも、奪うものでもなく、「共存」「共生」するものだということを再度この機会に思い出してほしい。
「自然」からの豊かな恩恵を得て人間は生かされているのだ・・と言うことを忘れないようにしたい。