ふとした言葉はあなたへのメッセージです。 そのまま受け取ってください。

その「考え」がなくなっても あなたは壊れたりしない

日々 私たちは驚くほどたくさんの「観念」や「信念」とともに暮らしている。

 

無意識であっても 意識的であっても それが高尚な考えであっても 「迷信」であっても。

 

たぶん ほとんどの人は 「現実」に苦しむのでなく 「現実」に対する自分の

「考え」や「思い」によって 悩んだり苦しんだりするのだろう。

 

ぎゅっと握りしめた その「考え」がなければ どうだろう?

そこまで 悩むだろうか?

そして 大事につかんで離さないその「思い」は どこから来たのだろう?

 

ひとつ ひとつ 手放していこう。

「考え」は 本当の自分じゃない。

そして その「考え」がなくても 全然大丈夫なのだ。

 

ずっと以前に ある人があまりにも苦しそうなので その「考え」を変えて(手放して)みたら?と アドバイスしたら 驚く答えが返ってきた。

「この考えがなくなってしまったら 自分が壊れてしまう。」と。

 

一生懸命「考えて」「考えて」 生きてきた その人の歴史が垣間見えた。

 

ひとにはそれぞれ 成長の段階がある。

今は そう信じていても いつかその「考え」や「思い」の奥にある 本当の自分に気づく時が来る。

急ぐ必要はない。

競争ではない。

比べる必要もない。

 

「苦しむのを見るのはつらい」という私の「思い」が そのひとのありのままの姿を受け入れていなかったのだ。

 

もし「苦しまない方がいい」・・という考えがなければ 「苦しんでいるその人」を変えようとせず そのまま 受け入れ ただそばにいるだろう。

 

 

「間違い」というものは 何もないのだろう。

「間違い」や「失敗」と「考える」ひとがいるだけで。

同じように

「正解」や「成功」もないのだろう。

そう「考える」ひとがいるだけで。

 

「現実」は いつも ただの現象に過ぎないのだ。

 

そこにさまざまな「意味」や「考え」や「思い」を くっつけるまでは。