うれしい一言
昨日、ある小学一年生の男の子がそばに寄ってきて、私の腕をとり、
「先生、あのな・・」
と話し始める。
「うん、なに?何かあった?」
ちょっと個性的で、まだまだ自分の気に入らないことを言われたり、されたりするとすぐ手が出たりして、ときどきトラブルのもとになっている子だったので、また何かあったのかな~と聞き返したら・・・。
「今日、台風きてるから、先生帰り気をつけて帰りや。」
と言う。
「?!」
すぐ言葉が出てこないほど驚いた。
「あ、ありがとう!〇〇くんも気をつけて帰りや。」
と言ってるときには、もう自分の席に戻りマイペースに何かし始めて半分聞いていない・・・(笑)
子供たちからは時々こんな形で思いがけないプレゼントをもらう。
なんの思惑もない素直な相手を思いやることばほどうれしいものはない。
たぶん、まっすぐにこころに届くからだろう。
その子はもう言ったことも忘れているかもしれないけれど、優しい一面を見せてくれてありがとう、とってもうれしかったよ・・と言ってあげたい。