ふとした言葉はあなたへのメッセージです。 そのまま受け取ってください。

「いい子」・・・ではなく、その子らしさを大切に。

たいていの子供は自分に正直だ。

(親や周りの大人に過剰に干渉されたり、行動を抑えられない場合は・・。)

 

意地悪したり、いたずらしたり、時にはルールを守れなかったとしても、そのときそれをしたい!という自分に正直に行動している。

 

もちろんその結果、先生や親に叱られたりするが、「自分の行動から学ぶ」という基本的な恩恵がある。

(もちろん、一回で学ぶ子もいるが、何度も何度も同じことをして学ぶ子もいる。それは、個人差があって当たり前だと思う。その子の成長の度合いによって違うのだ。)

 

だから、正直に自分を表現して言いたいことを言い、やりたいことをして、叱られたり褒められたりして自分の行動を選択し、修正していく。

よって、こどもが悪いことをしてみせてくれるのは、全然問題ではない・・・と私は思う。

 

基本的に安心感があるから、自分を表現できるのだ・・と思う。

 

気がかりなのは、おとなしくていい子・・だ。

 

大人の指示に素直に反応し、親の言うとおりに行動し、勉強もよくできる。

そんな子でもたまにわがままだったり、家ではやりたい放題・・・なら、よかった・・・と思うのだが(いい子をするには、どこかでバランスをとる必要がある。)

家でも学校でもいい子・・・はどこで、自分を表現するのだろう?

 

たぶん、いい子はいい子でなければ受け入れてもらえない・・・本当の自分を出したら愛してもらえない・・・と無意識に感じている。

そんなことを続けていると、自分をいつか見失う。

 

こどもは、親の操りロボットではなく、所有物でもない。

ひとつの人格を持った尊重するべきひとりの人間・・・なのだ。

 

「こども」・・・というくくりで見るのでなく、ひとりの人として接していく必要があると思う。

 

「いい子」だった子が、乱暴になったり、悪いことをして反抗するようになったら、いい子の殻を破ろうとしている。(ほんとうの自分になろうとしている。か、もしくはもう苦しくて耐えられないので気づいてほしい・・のサインだ。)

「いい子」の期間が長ければ長いほど、反動の期間も長くなるだろう。

 

だから、こどもにはそのままのあなたでいいのだ・・・どんなことをしても、しなくても大好きは変わらないんだよと伝えてあげてほしい。

 

失敗して、落ち込んで、壁にぶち当たったりしても、その子がその子らしく生きていける・・・ことを見守り、喜べる存在でいたい。

 

どの子もそのままで本当に愛おしい存在なのだ。