本当の安心とは。
よく言われる「安定した生活」や「安心」は、「もの」や「お金」が豊かにあることだと信じている人が多いと思う。
でも本当の「安心」は、「外側」にはない。
それらは移りゆくし、変化し、また自然も自らの調整のため大小の変化を起こす。
「ひと」ももちろん変化する。
未来永劫永遠に変化しないものなどない。
まずそれをよく知ること。
そして、今仮に「得ている」さまざまな「もの」に感謝して、自分の手の中にあるうちは目いっぱい楽しむこと。
そしてそれらはすべて「借り物」だと知ること。
それらが失われたり、離れたりするときにも「執着」せずに自分の手の中に来てくれたことを感謝して、手離す。
「失われた」ことにフォーカスするのではなく、「楽しんだ思い出」を携えて新たな道を進む。
「生きる」ことは、ある意味「得る」と「失う」の変化を必ず伴っている。
それを「どんなふうにとらえるのか?」によって、人生の受け止め方や苦しさも違ってくる。
本当は私たちは何も「所有」していない。
全部借り物なのだ。
そして本当に一番大切なものは決して失うことは無い。
このことを深く深く理解すると、本当の「安心」にたどり着ける。
「心が安らかになる」のは、本当は失うものなどないとはっきりとわかることだ。