「自然と調和して生きる」
家のポトスたちの植え替えをした。
ベランダで鉢から支柱に絡まるポトスを取りながら ふと気づいた。
手が勝手に動く感じ・・なのだ。
いつもは段取りを考えてから動くが、なぜか植物や花が相手だと頭より先に手が動いている。
頭が後からついていく何とも面白い感じで、ぱっぱっさっ!というリズムで終わってしまった。
この作業に慣れているわけでも、得意でもないのに。
以前生け花を習っていたときも、考えるより先に手が動いていた。
出来上がったものを先生は ものすごくほめてくれた時があった。が、どう生けたのかなぜそう生けたのか自分ではさっぱりわからず、望外に褒められて戸惑った。
たぶん、後から考えると 「感覚」で一番自然な感じにしたのだと思う。
曲がった枝はそのままに、バランスだけ見て。
今でも花は大好きだ。
でも花を生けるのはしていない。
なんとなく はさみで枝をパチンパチンと切って剣山にさす・・ことに楽しさを感じないから。
以前、ターシャ・テューダーのバーモントでの暮らしを紹介されていたテレビで、ターシャがチューリップの球根をたくさんたくさん植えているのを見て、ああいいなぁ~ってすごく楽しくなった。
たぶん、小さな世界の完成された美よりも、もっとワイルドで自然なままの美しさが好きなのだ。
だからターシャのガーデンはほんとうに天国のようだった。
人間の都合ではなく、木や花たちの性格に合わせた場所に植えられていた。
植物たちがターシャと共存している感じが とても生き生きしていて素晴らしかった。
「自然と調和して生きる」お手本のような強い女性だったなぁと 尊敬しています。