子育て終了の鐘
子育てがそろそろ終了の時期だ。
息子は18歳。
高校も卒業した。
この先の事で、3月4月はかなり彼は大変だっただろう。
母親である私も、今一度自分を振り返る日々だった。
すでに、直感では
「彼は時間がかかっても自分の道を行くだろう。」
・・と分かっていたにもかかわらず、境界線を越えて余計なアドバイスをした。
何度も「自分に集中!自分に集中!」と言い聞かせて、自分を律する必要に迫られた。
ここからは彼の人生なのだ。
親としては先に見えている石をよけてやりたいのをぐっと我慢して、彼自身にその石をどうよけるのか経験させてあげることだ。
「発達障害」という特性はあるが、彼は十分な知性と考える能力がある。
こないだは、
「あまりにも考えすぎて一周まわって気づいた。自分の気持ちが大切なんですよね?」
と。
「!」・・そう!そうだよ~!それが一番大事なんだよ~!
だから大丈夫なのだ。
ものすごく時間はかかるけれど、ちゃんといつも自分に合った答えを見つける。
それを世間の常識の物差しで測って、いらぬおせっかいを焼かないように気をつけないと。
18年間これ以上ないほどに愛したし(今も愛してる)、悩んだし、泣いたし、笑ったし、子育てはトライアンドエラーの繰り返しだったけれど、これほど自分自身が成長させてもらえるなんて思ってもみなかった。
18年前の自分と、今の自分は別人だ。
ホント子供って「神ってる」!(笑)
これからは「親子」というよりも、別々の個性を持った大人としてお互いを尊重していこう。
不思議な魅力を持った変わり者の彼のピュアな魂が、どんな人生を創造するのか楽しみだ。
これからも変わらずにどんな時も愛してるからね。