思考の檻から出てみよう・・!
今も私の頭の中を思考が流れていく。
取り留めもないことから、重要と思われることまで・・次から次へと・・。
本当にどこからやってくるのだろう・・と思うくらいおしゃべりで、おせっかいだ。
特に「エゴ」のおしゃべりに最近気がつくようになって、観察している。
自分の評価を気にしているし、少し自分を批判されただけでも感情が揺れ動く。
「えっそれを私に言うの?」
なんて、「あなた何様?」と思わず突っ込みたくなるような反応をしている。
それを、「へ~おもしろい・・」と観察している。
そう、思考やエゴは本当のあなたではない。
浮かんでは消えて流れていくモノなのだ。
でも、多くの人はそれを自分と思っている。
どっぷりと思考の罠にはまり、悩みまくっている。
(真剣に悩んでいる人ごめんなさい・・。)
でも、思考の檻から出てみたらよくわかるのだ。
いかに「自分」に執着しているのか・・あらゆる手段で「自我」を守ろうと必死だ。
他人の発言に敏感になり、自分で自分の行動を見張り、実体のない世間を恐れる。
調和のとれた美しい自然には見向きもせず、いや、見てはいる。
けれど、思考の世界にいるたくさんの人はその生命が宿っている自然を、自分と同じ生命体だと感じることはないだろう。
本来、私たちもみな自然と同じ生命体でお互いに繋がっている。
太古の昔の人々のほうが、今よりもそのことを知っていたように思う。
今日のような美しい秋の空を見上げ、柔らかい光を受けてきらきらひかる木々を見て、優しい風を感じると、私たちはなんてあふれる愛に包まれているのだろう・・・と思う。
本来の私たちはこの自然のように愛にあふれた存在なのだ。
だから自然を見て感動し懐かしく、時に涙が流れるのだと思う。
ちっぽけな「自我」を守るために四苦八苦しなくても、本来のあなたは十分美しく平和で決してなくなったりしないのだ。
だから、もっと幸せを感じて愛を感じてゆったり生きていいのですよ。
きゅっと握ったその固い手を広げて・・・体の力を抜いて・・にっこり笑っていいんですよ。