身も心も持ち物も軽く・・。
物をたくさん持つことが(所有すること)、小さなころから好きではない。
たくさんのものを所有して、なおかつそれを管理し楽しめるひとはすごいなぁ~と思っていた。
私は「今」必要なもの以外は、基本的に持っていない。
思い出の手紙も、カードも、洋服も、本も、節目節目に断捨離した。
それでもまだ自分の中では多いので、この秋に再び整理する予定だ。
(もちろん私個人の物のみ!主人も息子も物は捨てないで収集する傾向・・・泣)
理想は、本当に気に入ったものだけスーツケースひとつ分持つことだ。
そして、身一つであちこち旅行することが夢だ。
とにかく何からも自由でいたいのだ。
振り返れば、大事な物事の判断の基準は「自由」・・・いかに何物にも縛られないか?・・だったように思う。
だからどんなに条件が魅力的であっても、そこに重いエネルギーと縛りを感じると、早々に退散した。
それは、「もの」だけでなく「思考」「概念」にも通じる。
自分の中の固い思い込みや不要な概念も、随分手離してきた。
こうして考えると、人生の途中からはほとんど、何かを手離している。
自分のベールを一枚一枚剥ぐように、本来の自分に戻るように・・・。
私たちは、「足りない」・・と何かを足すことに必死だけれど、本当は「無駄なものを捨てていく」こと・・「引き算」が答えを見えやすくするのかもしれない。
あの世に帰る時は、最後の持ち物である「からだ」さえもこの世においていくのだ。
できるだけ純度の高い思いを魂に刻み込めるように生きよう。