どの人生も愛おしい
ジャック オキーフさんのインタビューを見た。
大きな声で笑い、とても愛らしい人だった。
彼女が目覚めるまでのストーリーを話すインタビューだったが、それを聞きながら感じたのは、そういう体験は欲して得られるものではなく、必然として起こり、そこにももちろん自分の自由意思が尊重される・・・ということ。
ことばでうまく表現できないが、「スピリチュアル」は頭で理解する概念ではなく、自然と湧き上がってくる「なんだかわからないけれど、とても自然なもの・・」だ。
「自然なもの」・・・当たり前といえば当たり前かも。
だって、私たちはみなスピリチュアルな存在なのだから。
でも、人間として生きているうちに頭で考えるほう(マインド)を重要視して、ハートで感じるほうを「気のせい」にして、無いものにしてきた。
そして、本来備わっているはずのスピリチュアルをも探求の対象にしている。
スピリチュアルは知識ではない・・・自分の奥底から湧き上がってくる、言葉では表現しようのないもの・・という感じだ。
ジャック オキーフさんも、探求していたからそのように目覚めたのではなく、偶然から(本当は必然ですけど・・笑)その流れに乗ることになった・・・という感じです。
「目覚める」・・ことが素晴らしいのではなく、それも一つの通過点でゴールではない。(「ゴール」・・という概念も人間の作り物・・・だ。)
「目覚め」たから、パラダイスになる・・なんてことはない。
目覚めなくてもパラダイスはもう既に存在するし、そもそもパラダイスなんて概念も人間が作り出した妄想なのだ。
結局、「すべてある」も正解だし、「何もない」も正解なのかもしれない。
言葉で表現するには限界がある。
言葉の世界の事ではないから。
表現しようとすると、禅問答のようになってしまう・・笑。
でも、確実にあるこの感覚が私たちのおおもとに繋がっているのは、疑いようがない。
どの人も繋がっている。
なので、どの人生も愛おしい。
だから、自分の人生を生きればいい。
人の人生を羨む必要はない。
その人生をあなたも体験できる。
だから、今のあなたをすべて受け入れて今世の人生を生きよう。
肉体は滅んでも、魂の旅は永遠に続くのだから。