本当の願い
自分が本当は何を望んでいるのかは、実はとっても分かりにくい。
この物質の世界は、ひっきりなしに消費や恐怖や不安を煽る。
自分の内面に深く入っていく時間を与えないかのように。
だって、気づかれては困るのだ。
静かに考える時間なんて持たれては、商売あがったり・・・なのだから。
だから、次々と新商品が生まれ、競争し、みんな乗り遅れないように一番新しい情報を得ようとする。
ビジネスの世界にいる人で、このからくりを分かって仕事をしている人はどのくらいいるのだろう。
でも、消費のゲームを楽しんでいる人も多いのだから大きなお世話かもしれない。
私自身は、自分の本当の願いを自分で隠していた。
本当の願いを見つけてしまうと、それに向き合わなくてはならない。
怖いのだ。
まったく新しい道を一人で歩く勇気がなかった。
でも、もう見つけてしまったので降参して向き合おうとしている。
そして、そう決めたら逃げ回っているときよりも解放されたようなスッキリした気分になった。