「今」にいることの難しさ
「今」・・・意識を「今」ここに集中させることは、本当に難しい。
まず、自分の意識が未来や過去にふらふらとさまよっていることに気がつかなくてはならない・・・。
・・・と今書いてる私の意識も、この後の予定(未来)にふっと飛んだり、今がお留守になる。
着替えているときも、食器を洗っているときも、料理をしているときも、私の意識は「今」にいないときがある。
・・・いや、「今」にいるときのほうが珍しいだろう。
自分の意識を観察してみてびっくりした。
私はいったいどこに生きているのだろう・・・?と思うほどだ。(笑)
たとえば、「今」食事しているとすると、次に食べる一口のことを考えていて口の中にある「今」噛んでいるものの味、食感、香りなどにほとんど意識が向けられていない。
誰かと話していても、その人の話を聞いた自分をじっくり感じるのでなく、相手に何を言おうか?と考えている・・。
「過去」に起きたことばかりに執着して生きているひとも多いだろう。
同じように、「未来」を不安に思いながら生きている人も多いだろう。
でも、私たちが本当に生きれるのは「今」しかないのだ。
もしタイムマシンで過去や未来に行くことができても、そこが「今」になるだけだ。
私たちは生きる目的をずっと探している。
けれど、「今」を生きる・・・ことがそうなのだ。
ただ、「今」を生きること。
期待も目的もなく・・。ただ無心に。